経営からのメッセージ
お客さま・社会から“信じて託される”パートナーに
平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申しあげます。
高齢化に伴う次世代への資産承継ニーズの高まりや、政府による資産運用立国実現プランの後押し等を背景に、我が国の信託財産総額は順調に増加し、2024年3月末現在で1,700兆円を突破する等、信託は社会経済の重要なインフラとして着実に発展を続けております。
みずほ信託銀行は、エッジの効いた信託機能とグループ各社の機能をつなぎ合わせた多様な価値提供を通じ、持続的な成長とその先の豊かな未来をつむぎだすことをめざしています。
私たちは、年間4兆円に及ぶ売買が行われる不動産マーケットにおいて、特に大規模物件の仲介等に強みを発揮している他、機関投資家やアクティビストからの株主提案の増加をふまえた企業活動支援、100名超のコンサルタントによる税・財務、資産承継・事業承継に関する専門的なアドバイス等、大企業から法人オーナーまで、お客さまが有する様々な課題解決に取り組んでいます。
これらの強みを起点として、グループ全体の新たなビジネスの創出につなげてまいります。2024年度は具体的に以下2点に取り組んでまいります
「お客さま・社会の持続的な成長を支える」:信託ならではの専門性をベースに、グループ横断の提案や実務支援までワンストップで行うコンサルティングで、企業価値向上における経営者の“頼れるパートナー”、事業・資産を次世代に繋ぐ“承継のみずほ信託銀行”をめざします。
「“信じて託される”パートナーとなる」:お客さま・社会に寄り添い、「想い」・「成長」の実現に高い倫理観と専門性をもって応え続けることで、“信じて託される”長期的なパートナーをめざします。
みずほ信託銀行は、2025年に100周年を迎えます。私たちは、先人の高い志と培ってきた基盤を確りと受け継ぎつつ、新たな発想をもって“信託”そのものの可能性を広げることで、急速に進展する社会・経済の構造変化や複雑化するお客さまの課題に対応し、持続的な成長を支えてまいります。
みなさまにおかれましては、今後も一層のご支援を賜りますようお願い申しあげます。
みずほ信託銀行株式会社
取締役社長