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みずほ信託銀行
リテール営業推進部
遺言執行チーム

布施 友貴

リテール営業推進部
遺言執行チーム

根本 紫帆

リテール営業推進部
遺言執行チーム

烏山 栞

ライフイベントを真摯に考え、
家族のサステナビリティにつなげる遺言・相続業務

遺言執行・遺産整理を担当するみずほ信託銀行のリテール営業推進部・遺言執行チームは、次世代の取引を見据えたサステナブルな業務にあたっている。相続コンサルタントとして遺言・相続業務に携わる3人のメンバーが語るのは、相続・承継を通して「お客さまの人生、ご家族の人生を支えていく」という思いだ。それは、家族にとってのサステナビリティ活動に資することでもある。最前線で遺言業務に取り組む3人を動かす想いとは。

根本 紫帆

家族のかたちも変容する中で業務に臨む
遺言・相続手続きをサポートするチームの姿

――遺言執行チームの相続コンサルタントは、どのような業務を担当しているのでしょうか。

根本:相続の手続きを滞りなく進め、亡くなられた方の資産を次の世代に引き継ぐこと。それが相続コンサルタントの役割です。遺言書や、遺産分割協議に基づいた相続手続きを、資産を引き継がれる方(相続人)に代わって行います。

烏山:私は相続コンサルタントを経て、部下の指導や案件の管理に携わっています。首都圏の各支店で相続手続きを手がけていた職員が遺言執行チームとして集約されているので、エリアごとの担当が業務に励んでいます。

布施:私も相続コンサルタントを経験した後、後方事務として相続コンサルタントのサポートを務めています。相続コンサルタントはお客さまの不動産の所有状況を確認したり、残高証明書を取得して金融機関の取引状況を確認したり、さらには名義変更や換金などの事務手続きも担います。時短勤務を利用するメンバーもいる中、事務面できめ細かい支援が求められます。

――相続に直面するご家族のあり方はどう変化しているのでしょうか。現場の感触をお聞かせください。

根本:相続が発生したお客さまが、みずほ信託銀行にご相談されたら、まずは各支店の営業担当がやり取りをさせていただき、その後の事務手続きを相続コンサルタントが引き継ぎます。長寿の方が増えて、遺産を引き継がれる世代も高齢になってきていますし、核家族化が進んだ結果、日々連絡を取り合っていない方が相続人になることもあります。

布施:そうなんです。お子さまがいらっしゃらない方の場合、ご兄弟が相続人になるのですが、既に亡くなられている場合、甥・姪が相続人になります。そこまで関係が密でなかった中で、どのようにして相続の話し合いを進めていくのか。相続コンサルタントは現代ならではの親族関係を踏まえつつ、間を取り持つことでスムーズに手続きを進めていきます。

烏山:そのような背景の中で、遺言の意味合いも変わってきました。自筆の遺言書を法務局に預けられるような制度もあり、生前から相続について考え、話し合いを持たれる家族も増えてきています。エンディングを前向きに捉える「終活」ということばも認知されてきました。相続税への備えはもちろん、遺産分割のトラブルを避けるためにも、相続コンサルタントの意義、やりがいは増しているように感じます。

根本 紫帆

家族のかたちも変容する中で業務に臨む
遺言・相続手続きをサポートするチームの姿

――遺言執行チームの相続コンサルタントは、どのような業務を担当しているのでしょうか。

根本:相続の手続きを滞りなく進め、亡くなられた方の資産を次の世代に引き継ぐこと。それが相続コンサルタントの役割です。遺言書や、遺産分割協議に基づいた相続手続きを、資産を引き継がれる方(相続人)に代わって行います。

烏山:私は相続コンサルタントを経て、部下の指導や案件の管理に携わっています。首都圏の各支店で相続手続きを手がけていた職員が遺言執行チームとして集約されているので、エリアごとの担当が業務に励んでいます。

布施:私も相続コンサルタントを経験した後、後方事務として相続コンサルタントのサポートを務めています。相続コンサルタントはお客さまの不動産の所有状況を確認したり、残高証明書を取得して金融機関の取引状況を確認したり、さらには名義変更や換金などの事務手続きも担います。時短勤務を利用するメンバーもいる中、事務面できめ細かい支援が求められます。

――相続に直面するご家族のあり方はどう変化しているのでしょうか。現場の感触をお聞かせください。

根本:相続が発生したお客さまが、みずほ信託銀行にご相談されたら、まずは各支店の営業担当がやり取りをさせていただき、その後の事務手続きを相続コンサルタントが引き継ぎます。長寿の方が増えて、遺産を引き継がれる世代も高齢になってきていますし、核家族化が進んだ結果、日々連絡を取り合っていない方が相続人になることもあります。

布施:そうなんです。お子さまがいらっしゃらない方の場合、ご兄弟が相続人になるのですが、既に亡くなられている場合、甥・姪が相続人になります。そこまで関係が密でなかった中で、どのようにして相続の話し合いを進めていくのか。相続コンサルタントは現代ならではの親族関係を踏まえつつ、間を取り持つことでスムーズに手続きを進めていきます。

烏山:そのような背景の中で、遺言の意味合いも変わってきました。自筆の遺言書を法務局に預けられるような制度もあり、生前から相続について考え、話し合いを持たれる家族も増えてきています。エンディングを前向きに捉える「終活」ということばも認知されてきました。相続税への備えはもちろん、遺産分割のトラブルを避けるためにも、相続コンサルタントの意義、やりがいは増しているように感じます。

烏山 栞

信託銀行が遺言・相続業務に取り組むのはなぜ?
資産の悩みに応えてきた知見が実を結ぶ

――みずほ信託銀行は「ひきつぐ・のこす」という領域で遺言・相続・資産承継に関する困りごとに応えてきました。相続コンサルタントは、お客さまにどのようなメリットを届けていますか。

烏山:相続の発生から相続税の申告・納税までは10か月以内という期限があります。そのスケジュールを逆算し、私たちは半年ほどかけて支援に取り組みます。突然の相続発生で、考えがまとまらないお客さまもいらっしゃいますが、時間をかけて課題を解きほぐすうちに、「遺産」「相続」の考えを絞っていただけます。親御さんの想いに感じ入ったり、そして、「自分はこのように残していきたい」と次世代へ引き継ぐ想いを固められたり。長期にわたる支援を通し、お客さまには資産の継承に向き合っていただくことができます。「知らなかったこと」に気づき、「思考を巡らせていなかったこと」をゆっくり考えられる。これが、遺言執行チームがお届けできる価値ではないでしょうか。

根本:お客さまから最初にご相談を受ける支店の営業担当者は、当行に預けてある預金の残高以外の資産、例えば他社に預けてある預貯金などあくまで、お客さまとやり取りした中での概算で把握していることがあります。そして、支店の営業担当者から引き継いだ私たちは、資金の振込業務まで担当させていただくため、相続する資産を1円単位で把握してサポートにあたります。ご家族の今後の生活も含め、長期的な視点に立ちつつ、細部まで気を配ってコンサルティングができる。これが遺言執行チームの強みだと考えています。

布施:税制も随時改正されており、相続税に関する困りごと、お悩みを持たれる方も増えてきています。資産を受け継いだ場合、またはご家族に資産を残したい場合、「どうやって相続の手続きを進めるか」「どうやって資産を残すか」といった、具体的なご相談に乗ることができます。みずほ信託銀行は、銀行・証券・不動産販売というグループ企業と連携し、金融商品や不動産を含め、多様な専門家と組んで最適な解決方法を提案できます。ご相談も、支援もスピーディーに、そして具体的に進められるのです。

――遺言執行・遺産整理業務を手がける中、大切にしていることを教えてください。

根本:銀行、証券、不動産販売のエキスパートと共に、グループ一丸となってお客さまの問題を解決していくことです。遺言執行チームは相続、遺言に関する知識と経験を深めていますが、証券や不動産についてもレベルを高めていければと考えています。お客さまにご案内できる情報や選択肢が増え、更に信頼関係を深められるでしょう。

布施:相続されるお客さまは悲しみの渦中にあり、最初にお会いしたときは不安な表情を隠せないものです。ただ、手続きを粛々と進めるにつれて、表情もほぐれていき、最後には「安心して任せられました」と、ほっとした表情を見せてくださることもあります。真摯に、寄り添っていくことが大切だと感じる瞬間です。

烏山:ご家族を亡くされたばかりで、正直言って「手続きどころではない」のが本音だと思います。そこで私たちが専門家として手続きを進めることで、故人を偲ぶ時間を少しでもつくることができたら。ご家族の最後の時間を大切に過ごしていただく――それも、相続コンサルタントの大切な役割かもしれません。

烏山 栞

信託銀行が遺言・相続業務に取り組むのはなぜ?
資産の悩みに応えてきた知見が実を結ぶ

――みずほ信託銀行は「ひきつぐ・のこす」という領域で遺言・相続・資産承継に関する困りごとに応えてきました。相続コンサルタントは、お客さまにどのようなメリットを届けていますか。

烏山:相続の発生から相続税の申告・納税までは10か月以内という期限があります。そのスケジュールを逆算し、私たちは半年ほどかけて支援に取り組みます。突然の相続発生で、考えがまとまらないお客さまもいらっしゃいますが、時間をかけて課題を解きほぐすうちに、「遺産」「相続」の考えを絞っていただけます。親御さんの想いに感じ入ったり、そして、「自分はこのように残していきたい」と次世代へ引き継ぐ想いを固められたり。長期にわたる支援を通し、お客さまには資産の継承に向き合っていただくことができます。「知らなかったこと」に気づき、「思考を巡らせていなかったこと」をゆっくり考えられる。これが、遺言執行チームがお届けできる価値ではないでしょうか。

根本:お客さまから最初にご相談を受ける支店の営業担当者は、当行に預けてある預金の残高以外の資産、例えば他社に預けてある預貯金などあくまで、お客さまとやり取りした中での概算で把握していることがあります。そして、支店の営業担当者から引き継いだ私たちは、資金の振込業務まで担当させていただくため、相続する資産を1円単位で把握してサポートにあたります。ご家族の今後の生活も含め、長期的な視点に立ちつつ、細部まで気を配ってコンサルティングができる。これが遺言執行チームの強みだと考えています。

布施:税制も随時改正されており、相続税に関する困りごと、お悩みを持たれる方も増えてきています。資産を受け継いだ場合、またはご家族に資産を残したい場合、「どうやって相続の手続きを進めるか」「どうやって資産を残すか」といった、具体的なご相談に乗ることができます。みずほ信託銀行は、銀行・証券・不動産販売というグループ企業と連携し、金融商品や不動産を含め、多様な専門家と組んで最適な解決方法を提案できます。ご相談も、支援もスピーディーに、そして具体的に進められるのです。

――遺言執行・遺産整理業務を手がける中、大切にしていることを教えてください。

根本:銀行、証券、不動産販売のエキスパートと共に、グループ一丸となってお客さまの問題を解決していくことです。遺言執行チームは相続、遺言に関する知識と経験を深めていますが、証券や不動産についてもレベルを高めていければと考えています。お客さまにご案内できる情報や選択肢が増え、更に信頼関係を深められるでしょう。

布施:相続されるお客さまは悲しみの渦中にあり、最初にお会いしたときは不安な表情を隠せないものです。ただ、手続きを粛々と進めるにつれて、表情もほぐれていき、最後には「安心して任せられました」と、ほっとした表情を見せてくださることもあります。真摯に、寄り添っていくことが大切だと感じる瞬間です。

烏山:ご家族を亡くされたばかりで、正直言って「手続きどころではない」のが本音だと思います。そこで私たちが専門家として手続きを進めることで、故人を偲ぶ時間を少しでもつくることができたら。ご家族の最後の時間を大切に過ごしていただく――それも、相続コンサルタントの大切な役割かもしれません。

布施 友貴

サステナブルは社会だけのキーワードじゃない
家族のつながりを信託銀行が支えていく

――コンサルタントが相続に介在し、サポートしていく意義がわかりました。お客さまが安心した表情を見せてくださるのは、この仕事の醍醐味なのですね。

根本:金融の現場でもデジタル化が進んでいますが、リモートではなく対面のお打ち合わせを望まれるお客さまが少なくありません。資料をご説明しながら、そして何より表情を確認しながらサポートしていくのが相続コンサルタントです。ときにはお話し相手になって信頼関係を築いていけるのが醍醐味ですね。

烏山:半年単位で相続手続きに伴走する中で、ふとしたことから「あ、信頼していただけている」と感じられる瞬間があります。資産のこと、親族の関係、亡くなられた方への思い……何気なく、本音で相談していただけることが増えていくんです。「みずほに任せてよかった」という言葉が、私たちのやりがいにつながります。

布施:相続は、人生で何回も経験することではありません。ほとんどの方が初めての経験で、不安の真っただ中にあります。真摯にサポートを続けた先に、「自分に万一のことがあった時にも、あなたに担当してほしい」とおっしゃっていただけた時は、任せられている、という実感がありました。

――「ひきつぐ・のこす」は1回限りではなく、その先の相続も見据えているのですね。これも持続的な、まさにサステナブルなサポートではないでしょうか。

布施:お客さまの次の世代とも関係が続いていく。これも相続コンサルタントの醍醐味だと感じています。人生100年時代と言われる中、老後の蓄えも大きな関心事になっています。ご夫婦や単身者個人としても持続的な未来を描いていただくためには、相続コンサルタントの知見、支援は大きな力になるはずです。どうしたら最善を尽くすことができるかを考え、ご家族や個人のサステナビリティも支えていきます。

烏山:相続手続きに関する業務は、事務作業の連続に見えることもあります。ただ、お客さまとのやり取りを重ねる中で、そこにさまざまな気持ち、想いが加わってくるのです。相続後の資産の管理方法や残し方を一緒に考え、布施さんが言ったように、さらに次の世代のご家族の人生も一緒に考えていく。「お客さまの生活を、この先もずっと豊かにしていく」ことこそ、私たちのサステナビリティ活動なのです。

根本:私も、相続手続きを通して資産承継に携わっているときに「これもサステナビリティ活動なのかも」と感じることがあります。相続コンサルタントは事務処理、コンサルティング感度の高さ、専門知識が全局面で求められる業務ですが、それだけ達成感もあります。お客さまとつながり、その次の世代ともつながっていく。持続的できめ細かいサポートを今後も続けていきます。

布施 友貴

サステナブルは社会だけのキーワードじゃない
家族のつながりを信託銀行が支えていく

――コンサルタントが相続に介在し、サポートしていく意義がわかりました。お客さまが安心した表情を見せてくださるのは、この仕事の醍醐味なのですね。

根本:金融の現場でもデジタル化が進んでいますが、リモートではなく対面のお打ち合わせを望まれるお客さまが少なくありません。資料をご説明しながら、そして何より表情を確認しながらサポートしていくのが相続コンサルタントです。ときにはお話し相手になって信頼関係を築いていけるのが醍醐味ですね。

烏山:半年単位で相続手続きに伴走する中で、ふとしたことから「あ、信頼していただけている」と感じられる瞬間があります。資産のこと、親族の関係、亡くなられた方への思い……何気なく、本音で相談していただけることが増えていくんです。「みずほに任せてよかった」という言葉が、私たちのやりがいにつながります。

布施:相続は、人生で何回も経験することではありません。ほとんどの方が初めての経験で、不安の真っただ中にあります。真摯にサポートを続けた先に、「自分に万一のことがあった時にも、あなたに担当してほしい」とおっしゃっていただけた時は、任せられている、という実感がありました。

――「ひきつぐ・のこす」は1回限りではなく、その先の相続も見据えているのですね。これも持続的な、まさにサステナブルなサポートではないでしょうか。

布施:お客さまの次の世代とも関係が続いていく。これも相続コンサルタントの醍醐味だと感じています。人生100年時代と言われる中、老後の蓄えも大きな関心事になっています。ご夫婦や単身者個人としても持続的な未来を描いていただくためには、相続コンサルタントの知見、支援は大きな力になるはずです。どうしたら最善を尽くすことができるかを考え、ご家族や個人のサステナビリティも支えていきます。

烏山:相続手続きに関する業務は、事務作業の連続に見えることもあります。ただ、お客さまとのやり取りを重ねる中で、そこにさまざまな気持ち、想いが加わってくるのです。相続後の資産の管理方法や残し方を一緒に考え、布施さんが言ったように、さらに次の世代のご家族の人生も一緒に考えていく。「お客さまの生活を、この先もずっと豊かにしていく」ことこそ、私たちのサステナビリティ活動なのです。

根本:私も、相続手続きを通して資産承継に携わっているときに「これもサステナビリティ活動なのかも」と感じることがあります。相続コンサルタントは事務処理、コンサルティング感度の高さ、専門知識が全局面で求められる業務ですが、それだけ達成感もあります。お客さまとつながり、その次の世代ともつながっていく。持続的できめ細かいサポートを今後も続けていきます。

(2023年02月16日)

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