不動産の鑑定評価
「不動産の評価額を把握する」・・・株式などと違って、明確な取引相場のない不動産の評価額を正確に把握するには、専門的な知識が必要となります。最近では、財務戦略を立案するうえでも不動産の評価額を正確に把握することが重要です。
みずほ信託銀行は、土地・建物の評価のみならず、権利関係が複雑な物件や、賃料・借地料、時には機械・設備も含めた工場財団の評価など、高い品質で多様なお客さまのニーズにお応えいたします。
不動産鑑定評価書はこのようなときに活用されています
- 売買の実行にあたって
不動産売買の実行にあたって、売買価格の妥当性を判断するために、鑑定評価書を活用することがあります。専門家による客観的な評価額を参考に売買の実行を検討することも時には重要です。特に、不動産の交換を行う場合、財務戦略の観点で関係会社間での売買を行う場合、事業承継対策で会社とその役員で不動産を売買する場合などは、客観的な水準で売買価格を設定することが大切です。 - 財務戦略の立案にあたって
財務戦略の立案にあたっては、不動産戦略の検討が欠かせません。事業に必要な不動産をどのように確保するのか、また保有不動産をいかに有効に活用し企業価値に反映させるのか、検討課題はさまざまです。そして、不動産戦略検討の第一歩が、保有不動産の価値を正確に把握することです。より精緻な不動産戦略を検討するためには、鑑定評価書は有効です。 - その他協議・交渉を行うにあたって
地主と借地人との地代交渉などを行うには、より専門的な知識が必要であり、また交渉が難航するとトラブルに発展する事例も多いようです。こんなときに、不動産鑑定士（補）はよき助言者として力を発揮し、鑑定評価書は難しい交渉を円滑に進めるための大きな材料となります。